「ねぇ、知ってる?」

「何がですか?」

「流れ星の4回ルール。」

「流れ星の4回ルール?」

 

 

 

 

 

 

 

    流れ星の4回ルール

 

 

 

 

 

 

ある星空の夜。

とアレンは書室にいた。

 

 

「4回ルールってなんですか?」

「え、知らない?」

「3回願い事をするのならわかりますけど…」

「それはよく聞くよね。」

 

本棚の整理をしながら話す。

ここ最近はアレンも任務がないらしく

書室にいることが多くなっていた。

 

 

「流れ星の4回ルールっていうのはね…」

 

私はアレンにやり方を教える。

 

「流れ星が見えた時、消える前に3回、願い事を唱える。」

「え…それだと普通のと同じような…」

「ここからが違うの。」

 

 

 

書室の窓を開けて、星空を見上げる。

そこには無数に輝く星があって、

願いは今にも叶いそうだった。

 

「願い事をした後、星空を見上げてこう言うの。」

 

 

 

 ”神様、私の願いを星と共に…”

 

 

 

「ってね。」と笑顔で付け足しながら、アレンに向かう。

そんなの笑顔は星の輝きと、月明かりで照らされて

とても綺麗だった。

 

 

「アレーン?」

「え?」

 

の笑顔があまりにも印象的で、

見つめてしまった。

 

「何ボーっとしてるの?」

「あんまりにもの笑顔が綺麗で。」

 

 

そう言った僕の言葉に、は少し頬を染めた。

「そんなこと言う人だっけ?」って言いながら。

僕だって、思いもしないことなんて言わないよ。

思ったから言ったんだ。

 

 

 

「その”星と共に…”の後には言葉は続かないんですか?」

「その続きは自分の心の中で唱えるんだよ。」

 

 

 

「心の中で唱える…か。」

僕は空を見上げる。

 

 

窓の外は無数の星空。

出来ることなら、今、願いたい。

 

 

 ”貴方の笑顔がいつまでも消えませんように…”

 

 

 

星空にそっと星が流れる。

 

 

 

 

Next

 

 

 

 

++あとがき++

久々にDグレ書きました。しかも短っ!!!

期待してた方、ホント申し訳ないです…。

 

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