拍手お礼恋小話11:越前リョーマ

 

 「…先輩。」

 「え?どうかした?」

 「なんか、変じゃないっスか?」

 「えー?どこが変なのよぉ。」

 「どこって…」

 「あ。もしかしてコレ?」

 「…それ以外に何があるんスか。」

 「いいじゃない。このくらい〜。」

 「よ、よくないっスよ!!」

 「そんなに嫌なの…?」

 「そ、そーゆーわけじゃないっスけど…」

 「じゃ、このまま帰ろうねv」

 「…うぃっす。」

 「もうちょっと背が伸びたら腕も組もうねv」

 「…くそっ。」

 「今日は一緒にマフラー巻いて帰ろうね。」

 「(ぜってー背、伸ばしてやる!!)」

 

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拍手お礼恋小話12:忍足侑士

 

 「こんなとこで何してんねん。」
 「あ、侑士!いいところに来たね。」

 「なんや?」

 「あのね、今雪だるま作ってたんだぁ。」

 「うっわ。手、真っ赤やん!」

 「手袋忘れちゃってさぁ。ずっと素手で作ってたんだ。」

 「お前なぁ。オンナノコやねんから肌は大切にしい。」

 「幼馴染の侑士さん?あたしは小さい頃からおてんばよ?」

 「知っとるわ。ほら、手貸してみ?」

 「あっ」

 「こうした方が暖かいやろ?」

 「侑士の手、あったかぁい。」

 「なんや子供の時のこと思いだすなぁ。」

 「やったよねー雪合戦とか。毎回手が真っ赤になるまで。」

 「その度に俺はお前の手、暖めとったなぁ。」

 「侑士の手が一番あったまるもん。」

 「ほならこの手、一生離さへんで。」

 

   お前は俺のもんや。

 

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拍手お礼恋小話13:アレン・ウォーカー

 

 「ねぇ、アレンくん。」

 「ん?どうかしました?」

 「あのね、こうやって一緒に寝るのは好きだけど…」

 「だけど?」

 「起きた時に隣にアレンくんの顔があると、恥かしくて///」

 「今に始まったことじゃないじゃないですか。」

 「そうだけど、なんかもう限界で。」

 「目が覚めたとき、隣の愛しい人がいなかったら、僕は寂しいですよ?」

 「それはあたしもそうだけど…あっ!」

 「え!?ど、どうしたの!?」

 「見て、アレンくん。雪だよ。」

 「あ、ホントだ。真っ白の雪ですね。」

 「今年ももう雪が降る季節になったんだね。」

 「雪か…寒いからもう1回寝ますか?」

 「それ、誘ってるつもり?」

 「もちろんですよ。」

 

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拍手お礼恋小話14:市丸ギン

 

 「もう冬やね〜。」

 「隊長!また肩掛けを着ないで縁側に出ちゃって。」

 「せやかて雪が真っ白で綺麗やってん。」

 「雪が綺麗なのは知ってます。それよりも隊長の体調が心配です。」

 「あんなぁ、ずっと気になっててん。」

 「何をですか?」

 「それや。その敬語と“隊長”いうんが気になってん。」

 「えっ」

 「2人の時は名前で呼ぶいうたやろ?それに敬語はなしや。」

 「そ、そうですけど…」

 「ほら、また。そないにボクのこと好いてへんの?」

 「ち、違います!それは断じて違います!!」

 「そないに力込めて言われると照れてまうわぁ///」

 「っ///だ、だってしょうがないじゃない。隊長なんだし…」

 「2人の時はそんなこと気にせんでえぇ。」

 

  もっと甘えてもえぇんやよ。

 

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拍手お礼恋小話15:菊丸英二

 

 「英二ー!!」

 「どうしたの?」

 「あのねっ今日一緒に帰れることになったよv」

 「へ?だって友達と駅前のケーキ屋さんに行くって言ってなかったっけ?」

 「それが、友達に英二のこと話たら“そっち優先でしょ!?”って。」

 「ははっ。じゃ、友達に感謝だね。」

 「うんっ。」

 「それにしてもさ、こんな寒いコートまで何も羽織らないでくるってどーゆうこと?」

 「え?」

 「風邪ひくじゃん。コレ着てなよ。」

 「あ、それじゃあ英二が風邪ひいちゃうよ!ジャージの下薄着でしょ?」

 「ダイジョウブイ☆こんな位で風邪なんてひいてたらレギュラーの名が廃るってもんよ!」

 「じゃあ、これで暖かくして部活頑張ってね。」

 

  −ちゅっ−

 

 「頑張ってね。」

 「ほっぺだけ熱いにゃ〜v」

 

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