他のどんなモノよりも
    俺が欲しいモノ それは・・・・




 





    +Your heart+




 





2月14日 それは女の子にとってとても大切な日
"バレンタイン"
朝から学校中が騒がしくて、いつも以上に賑やかだ
それは放課後まで耐えることなく続いていた



「長太郎、これから部活?」



廊下を歩いているとふいに後ろから声をかけられた
振り返ると先輩がいた



「はぃ。先輩はこれから帰りですか?」

「うぅん。ねぇ長太郎、部活のあと時間あるかな?」

「えぇ、ありますけど」

「よかった、渡したいモノがあるの!部室で待っててもらえる?」



先輩にそう言われた瞬間、俺の頭の中は期待でいっぱいだった
もちろん!と答えて先輩とはそこで別れた

その日の部活はなんだかいつも以上にやる気が出て、
日吉に聞いた話だと、気持ち悪いくらいの笑顔だったらしい


他の部員が全員帰った部室の中で俺は先輩を待っていると




コンコン−−




控えめなノックの音が聞こえて、すぐに先輩だと分かった。



「ゴメン、待った?」

「いぇ、さっきみんな帰ったばかりですから」

「そうなんだ。はぃ、これ」



先輩はカバンの中から綺麗にラッピングされた箱を俺に差し出した
その箱から微かに甘い香りがした



「自信はないんだけど、チョコ作ってみたの」

「ありがとうございます!凄く嬉しいです」

「それとね、今日長太郎の誕生日でしょう?それで、プレゼント考えてたんだけど

 悩んでたら今日になっちゃって、だから長太郎の欲しいモノ言ってみて?」



私があげられるモノならあげるよ?と冗談に聞こえたけど、先輩の顔は真剣だった



「それじゃぁ−−−・・・先輩で・・・」



呟くように言って、強く先輩を抱きしめた。
俺の腕の中で先輩が抵抗していたみたいだけど、すぐに大人しくなった。



先輩の心ごと全部俺にくれませんか?」



抱きしめていた腕を離して、先輩をしっかり見つめると先輩は顔を赤くして俯いて



「長太郎の真剣な目って反則・・・」

「それで、先輩の返事は?」

「・・・・私でよければ貰って下さい///」



顔を真っ赤にして答えてくれた先輩はとても可愛くてまた抱きしめてしまった。
そしてその後

俺と先輩はどんなチョコよりも甘い甘いキスをした――

 



End

 

++お礼++

うちのサイトに初チョタですよ!ありがとう夏梨v返品はしないので!

そして。長太郎、誕生日おめでとう!!チョタを書けない管理人でした(沈)

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