2人の出会いはきっと・・・・

 

 




" Magic 〜cherry blossom〜 ″

 


 



卒業式が終わり先生や後輩達と写真を撮る友達や
卒業生に告白をして泣いてしまったりしている人達から離れ
私は一人校舎裏の桜の木下にいた



まだつぼみをつけるのがやっとの木
春にはきっと満開に咲き誇る
2年前のその季節に私は景吾と出会った・・・



『おぃ、こんな所で何やってるんだよ』

『桜が綺麗だから見てるだけ』
 

 


これが私達の初めての会話
それから何度かこの場所で会うようになって
私たちは付き合うようになった



「おぃ、こんな所で何やってるんだよ」



物思いにふけっていた私の耳に入ってきた
2年前と変わらない科白と声



「今日でこの桜も見れなくなるのかなぁ〜って思ってさ」

「そうだな・・・・」
 


氷帝では珍しい外部受験
私は自分の夢を叶えるためその選択をした
 


「私後悔してないよ、別にそんなに遠くへ行くわけじゃないし」

「寂しくなったら、いつでも俺様が会いに行ってやるよ」
 


いつもの自信に溢れた顔
でも、他の誰にも見せない優しさに溢れた顔
私だけに見せてくれる私の大好きな表情



「ねぇ、景吾のネクタイ貰ってもイイ?私の卒業祝いってことでvv」

「あーん?こんなもん欲しいのかよ?」

「こんなもんじゃないよ!私にとっては景吾の3年間の思い出が詰まってる。 だから、今度は私がその思い出を受け継ぐの!」

「しょうがねーな。ほらっ後ろ向けよ」

 


景吾に言われた通りに後ろを向くとリボンを外されネクタイをしてくれ
なんだか少し恥ずかしくてじっとしていると後ろからゆっくりと抱きしめられた



「けい・・ご・・・?」

「なぁ、。2年前なんで俺がお前に声をかけたか教えてやろうか」
 


そう言いながら景吾は私の体の向きを変えて向かい合わせた
ゆっくりと顔が近づいてきて私もそれにあわせて目を閉じる

初めは触れるだけの軽いキス
でも、だんだん深くて甘いものへと変わる
 


「んっ・・・どうして声をかけたの?」



お互いの唇が離れ、顔を赤らめながらもさっきの景吾の答えを聞く
景吾はまた私を抱きしめて耳元で囁いた
 


「それはな・・・・」

 

 



″桜の中で儚げで今にも消えそうなを捕まえておきたかったからだ "

 

 




   きっとこれは"桜の魔法"
       春の舞い散る桜は人の心を幸せにする恋の魔法―――



 

 

End

 

++お礼++

跡部ありがとう!!あたしのネクタイ関連混ぜてくれたりしてv最高!

どうもありがとうございましたv

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送